ほぼ毎日ちょっとずつ更新【日微通信】
 
 肆◆お勉強編◆

  2015/03/31
 漢字遊戯


 昨日の、「偏継」という一種の言語遊戯につづいて、平安人の漢字遊びについて。

 たとえば、平安前期の六歌仙の一人、文屋康秀の歌。

   吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ

 訳:吹いたかと思うとあっという間に秋の草木がしおれるので、
 なるほど(それで)山から吹きおろす風を「荒し」といい、「嵐」というのだろう。

 小倉百人一首22番に採られているので、有名だと思います。

 「嵐」を「山+風」に分解するという、典型的な「漢字遊び」です。
 そのほかにも、「荒し」と「嵐」をかける掛詞が使われています。
 つまり同音異義を利用したしゃれ、「言語遊び」ですね。

 
 ほかにも、『古今和歌集』から漢字遊びの歌をあげてみます。

  雪降れば 木毎に花ぞ 咲きにける いづれを梅と わきて折らまし(紀友則・冬)

 訳:雪が降るとどの木にも花が咲くのだな。どれを梅と見分けて折ることができるだろう。

 つまり「木(き)+毎(ごと)」で「梅」というわけですね。

 

 
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