承香殿女御についての記事をあげましたが(下リンク)、関連して弘徽殿について雑感・雑談。
 いわば、承香殿女御記事のおまけ編です☆
 
  参照:承香殿女御・前編

 上記の記事の内容をざっくりいうと、内裏の局のうち「承香殿」(じょうきょうでん)を賜る女人は
 影が薄い傾向にある、というお話でした。

 対して「弘徽殿」(こきでん)は、後宮の主役級!
 中宮や国母などまで昇った権勢のある女人が多かったのです。


 私がはじめて「弘徽殿(女御)」を知ったのは、古典・源氏物語を少女漫画化した
 大和和紀先生の『あさきゆめみし』。
 
 ここからは、源氏物語に最初に出てくる弘徽殿女御(一人ではないため区別、
 右大臣の娘、朱雀帝の母)についてです
  そして、明記はされていませんが、彼女は藤原氏かと思います


 冒頭きらびやかに登場します
 
 before
 asaki弘徽殿1
 ▲大和和紀『あさきゆめみし』1巻、講談社コミックスmimi版、昭和55年
 

 それが……

 after
 asaki弘徽殿2
 ▲大和和紀『あさきゆめみし』2巻、講談社コミックスmimi版、昭和56年


 気が付けば、突然こんなコワモテ風に“劣化”してしまっています! 同じ人です

 弘徽殿女御は、主人公光源氏の、いわば 敵役
 ですから、少女漫画的処理がほどこされたものと思われます←


 こんなコワモテBBAに描かれたら、そりゃ出会った子どものころはキライでしたよ、弘徽殿。

 しかし、大人になるにつれて……弘徽殿、筋が通ったイイヤツじゃないか!
 そして強い! 息子の朱雀帝はもちろん、政治家である父の右大臣よりも!!


 やはり当時の国母は、国をも動かす存在。従順なだけの女にはつとまりません。
 スケール感、政治力、女性に漢文が表立っては奨められなかった時代でも
 漢文を操るほどの才(=政治書も読める)がなければなりません。
 源氏物語の「藤壺の宮(中宮)」だって、途中からは相当な政治家に成長しました。

 そして私にとって弘徽殿は、光源氏を生んだだけで死んでしまう桐壺更衣や、
 桐壺帝や光源氏の絶大なる愛もしっかり後ろ盾にした藤壺中宮よりも、
 よほど応援したくなってしまう存在――大人になったからこそ、そう思えます。


 そんな弘徽殿には、やっぱりコワモテBBAじゃなく、強気の妖艶美女でいてほしい!

 私の理想の弘徽殿女御は、女優の鈴木京香さん。
 「源氏物語」大河ドラマ化の際は、ぜひ!(←いろんな意味で、ありえない




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