◆イベント記録◆2015年 三重・いつきのみや歴史体験館「十二単試着」

 念願の三重県明和町、「斎宮」の跡地へ行ってまいりました!

 近鉄山田線、その名も「斎宮」(さいくう)駅付近一帯は、
 “幻の宮”ともいわれる斎宮跡として1979年、国の史跡に指定されています。


 駅周辺は史跡公園として整備され、「斎宮歴史博物館」「いつきのみや歴史体験館」
 などの施設があり、斎宮や歴史について知ることができます。

 今回は、「いつきのみや歴史体験館」での十二単試着についてレポートします

十二単8

 


 斎宮いつきのみや体験館

 斎宮駅を降りると、目の前にある施設「いつきのみや歴史体験館」。
 寝殿造をイメージした風雅な建物です。(駅とは反対側から撮影)

 ここではさまざまな体験ができますが、平安装束体験は各日時間・人数が
 限られているので、予約がベストです。詳しくはホームページを。(一番下に掲載)

 次に注意したいのは、近鉄山田線斎宮駅は普通列車しか止まりません。
 電車の本数が少ないですので、事前に接続などを調べることをお勧めします。

 そして、カメラを持参しましょう。ひとりで行っても丁寧に撮影に対応してくれます。
 また、館のカメラで3枚ほど撮影もしてくれます(帰りに受け取り)。




 さて、「十二単」といいますが、これは俗称で、正式には「女房装束」「唐衣裳装束
 「裳唐衣」などと呼ばれています。宮廷に仕える命婦以上の女性の正装です。

 能書きはおしまいにして、着付け開始
 ただ「ハイ、着ました」では面白くないので、順番に1枚ずつ解体(?)しますよ

 十二単1(長袴)
 1枚目:長袴(ながはかま)

 十二単2(単衣)
 2枚目:単衣(ひとえ)

 十二単3(五衣)
 3枚目:五衣(いつつぎぬ)

 本当は5枚程度着るものですが、衣裳の重さもあるので、便宜的に
 1枚の衣の袖口ほかを比翼仕立てにして重ねの雰囲気を出しています☆

 十二単4(打衣)
 4枚目:打衣(うちぎぬ)

 ほかは有職文様がついているのですが、こちらだけ無地です。
 砧で打ち光沢をつけるため、「打衣」といいます。

 十二単5(表着)
 5枚目:表着(うわぎ)

 十二単6(裳・唐衣)
 6枚目:裳・唐衣(も・からぎぬ)

 檜扇(ひおうぎ)を持って、完成☆

 
 歩けないほどではありませんが(そもそも五衣でちょっとズルしてるし)、
 けっこうズッシリきます。長袴を足に踏み込んでいるせいもあり、動きづらい。。。



 それにしても。
 後ろの裳が美しいです! これを引き摺るのは夢でした

 十二単24

 この体験館、まるごと平安時代体験館で建物も外から紹介したように寝殿造がモデル。
 ですから、どこから写真を撮ってもそれっぽいのもまたgood

 十二単28
 あ……! 垣間見られてる(笑)
 ていうか、この距離だと「殿」ですかね?(でなきゃ大問題よね)
 ちなみにこの殿の顔、やたらバタ臭いのが微妙。


 こちらの衣裳は『源氏物語絵巻』「宿木」の中に登場する女房装束をもとに
 つくられたものだそうです。夏はまた別の衣裳になります。

  ※衣裳の仕様についての補足記事:十二単衣裳の補足


 とくに斎王を模しているわけではありません。
 斎王さまがふだんどんな服装をしていたかは不明な点が多いそうですが、
 イメージするような巫女さんみたいな恰好をしていたわけではなさそう。
 祭祀のとき以外は、都の姫君と同じだったと思われます。

 11世紀の貴族・源経頼の日記『左経記』に、斎王嫥子(よしこ)女王の衣裳として、
 白の裳唐衣と緋の袴を調達したという記事がみられるそうです。

 斎宮ジオラマ

 ちょっと斎王さまのお顔周りが光で飛んでしまいましたが、上の記事をもとにつくられた
 斎宮歴史博物館のジオラマ。手前に控えているのは内侍(命婦)。

 「白」は斎王らしくて素敵ですね!


 ■DATA■
 いつきのみや歴史体験館 公式トップページ
 http://www.itukinomiya.jp/ 


 
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