◆藤原氏系図◆

 いよいよ、念願であった<藤原氏系図>の作成をはじめます!

 と、いうことで、まず始祖鎌足さんの代の系図に試しに挑戦してみました。
 気の向いたところから作成していき、いずれ繋げると大きな系図になれば、
 と考えています
 

 基本史料は、『尊卑分脈』。
 それに『本朝皇胤紹運録』『群書類従 系譜部』『続群書類従 系図部』『公卿補任』、
 六国史、それに先行研究です。先行研究の場合、根拠となる史料が挙げてあれば、
 できる限りそちらも併せて確認したいです。
 系図を集めた書籍として『日本史諸家系図人名辞典』(小和田哲男監修、
 講談社、2003年)も参考に使用しています。
 そのほか、改めていうまでもありませんが、『国史大辞典』(吉川弘文館)
 などの日本史事典類を参照します。


 古代史においては系図の基本史料とされる『尊卑分脈』について、
 簡単にご紹介しておきます。

 洞院公定という南北朝時代の人物が編纂した、諸氏の系図を集成・編纂した
 書物です。(洞院家は藤原氏北家閑院流)
 現行のものには欠落があり、また後人の追補・改訂も多いとされます。
 諸系統により異同もあり、原形の復元は難しいそうです。

 内容は、藤原氏についてもっとも詳しく、次に源氏、それに平氏や橘氏や
 諸氏という構成になっています。
 表記はいわゆる系図の形をしており、人物の脇には簡単な注記がなされ、
 また、略伝の付随した人物もみられます。

 次に挙げた『本朝皇胤紹運録』ですが、公定の孫で猶子の洞院満季によって
 編纂された、天皇・皇親の系図です。
 藤原氏は皇族にも婚姻関係が深いですから、こちらも参考になります。
 また、『尊卑分脈』に関連して成立したという説もあります。

 もちろん、これらは史料の宿命ですが、誤記の判明している部分もあり、
 使用には吟味を要します。

 鎌足系図

 とりあえずパイロット版(?)ということで、鎌足さんの系図です。
 ちょっと文字が小さいかもしれません。改訂の余地あり。

 耳面刀自斗売娘は『尊卑分脈』にはなく、耳面刀自は『本朝皇胤紹運録』の記載から、
 斗売娘は先行研究(高島正人『藤原不比等』吉川弘文館、1997 など)から引きました。
 すでに『尊卑分脈』では氷上娘五百重娘について「天智天皇女御」と誤記されていますが、
 天武天皇との間に皇子女がありますので、天武天皇の誤りです。

 また、兄弟姉妹は右から出生順(年齢の高い順)に並べてありますが、
 ここでは女子の年齢は不明で、氷上娘が五百重娘より年上(姉)であることが、
 天武天皇紀(『日本書紀』)からうかがえるのみです。

 とまぁこのあたりの判明事項を、どの程度(どうやって)記すべきか?

 可能な人物だけでも簡単な人物伝を紹介し、その機会に説明できればとも考えています。



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