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 壱◆News・雑感編◆

  2015/05/19
 離洛帖~藤原佐理

 平安中期の「三蹟」として名高い、書の名手・藤原佐理(すけまさ・さり)
 彼の名作離洛帖に付された日付が「五月十九日」です。

 Fujiwara_no_Sari_letter
 畠山記念館蔵

 しかし、書としては名作なのでしょうが、内容は“迷作”に近い?

 佐理(944-998年)は、関白太政大臣藤原実頼の長男・敦敏の長男。
 生まれとしては嫡流ですが、父を早く亡くしているし、藤原北家の嫡流は
 すでに実頼の弟・師輔の家系(道長へつながる)へ移っていました。

 この離洛帖も、彼が大宰大弐へ赴任途中で従兄弟の藤原誠信へ、
 関白藤原道隆(道長の兄)へ赴任の挨拶を怠ったのでとりなしてほしい、
 と依頼する内容です。ちなみに年次は正暦2年(991)のことと思われます。

 佐理ののこした名作は、どういうわけかこのように、「謝罪文」「釈明文」
 のような内容がほとんどです。
 作家の永井路子さんによる小説『この世をば』では「離洛帖」の章があり、
 佐理の「だらしなさ」に触れられています。


 それにしても、「三蹟」のうち小野道風と藤原行成の書は素晴らしいと感じるものの、
 私の乏しい芸術センスでは、佐理のはどれもぶっ飛んでる印象で……
 どうもよさが理解できません

 しかも、謝罪文なのに、誤字脱字を平気で繰り返す神経が……
 やっぱり理解できません(笑)


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