ほぼ毎日ちょっとずつ更新【日微通信】
 
 参◆書籍・映像編◆


  2015/06/09
 『源氏物語 九つの変奏』



 先日は、古川日出男さんと江國香織さんのトークショーの記事を載せました。

 江國さんが「夕顔」を現代語訳されたという本がこれです。

 


 江國さんの「夕顔」は江國さん個人の本『犬とハモニカ』(新潮社)にも収録
 されていますが、私はこちらで読みました。

 現代語訳したものから舞台を現代に移したものまで、バリエーション豊かな
 九人の有名作家による九つの源氏物語。
 江國香織、角田光代、金原ひとみ、桐野夏生、小池昌代、島田雅彦、
 日和聡子、町田康、松浦理英子。


 江國さんの「夕顔」、いままでまったく好きになれなかった「夕顔」という女に、
 少し親しみを感じたというか、あくまでも「江國さんの夕顔」ではあるけれども、
 ちょっとこの女君を理解できた気がします。

 私が好きなのは桐野夏生さんの「柏木」。
 女三宮が自らの身の上に起きた事の顛末を、独白形式で語ります。
 内親王という身分の不自由さ、孤独がよく表れていて、胸を打ちます。

 ちょっと笑えたのが町田さんの「末摘花」。
 頭中将(一家)のキャラクターが可笑しい。光源氏が嫌々(笑)一緒に笛を吹いていると、
 「向こうから左の大臣が高麗笛を吹きながらやってきて演奏に参加する。」
 「そうこうするうちに(…)一大セッション大会になってしまった。
 だからここの家に来るのは嫌なのだ。」


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