◆史跡案内◆奈良

 前回の史跡案内で奈良市の御霊神社(該当頁へリンク)をご紹介しました。

 奈良の御霊神社は井上皇后内親王、聖武天皇の娘)に縁が深いと書きましたが、
 御霊神社からほど近い場所に、その名も「井上神社」があります。

 実は、ならまちの御霊神社はもとはこの地(一帯すべて当時は元興寺)にあったのを、
 宝徳年間(1450年頃)の大火のあと元興寺により現在地へ再建されました。
 その後この地は井上町と呼ばれるようになり、井上内親王・他戸親王の母子二神のみを
 祀る祠「井上神社」を建てたということです。

 

 地図にも載っていないようなこぢんまりとした神社です。
 御霊神社や崇道天皇社は地図にも載っていて確認できますが、
 井上神社は「田中町」バス停前にありますので、停留所を探してください。
 井上町会所の前に朱の鳥居が見えます。


 私が行った朝は扉も閉まっており参拝できず、のぞきこむだけでした。

 井上神社1

 井上神社2

 井上内親王・他戸親王母子が宇智郡に送られる前に幽閉されていた地は、
 このあたりだったのでしょうか。

 

 奈良市御霊神社および井上皇后の説明
   奈良市の御霊神社


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