壱◆News・雑感編◆

  2015/09/30
 遣唐使停止?

 寛平6年(894)9月14日、菅原道真遣唐使停止を建議しました。
 (この建議の文は『菅家文草』で見ることができます)
 それを受けて同月30日に、遣唐使の停止が決まりました(『日本紀略』)……

 とされているのですが、実は、朝廷が停止を決定した明証はないのだとか。
 『紀略』の「其日」は30日を具体的に指しているものではなく、
 また遣唐大使の菅原道真、副使の紀長谷雄は、それぞれ寛平9年、
 延喜元年(901)までその肩書を名乗っています。(石井正敏「いわゆる遣唐使の停止について」)

 遣唐使は、少なくとも宇多天皇の在位中は諦められていなかった?
 宇多天皇は外交権を持つ者としての天皇の主権を強調したかったのではないか?

 最近は、そうした説もあるようです。

 参考文献:坂上康俊『律令国家の転換と「日本」』講談社、2001年
 

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