◆妄想パロディ◆
先週からはじまった、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』。
初めて“朝ドラ”というものを見ています☆
幕末からスタートする、初の“時代劇”なのだそうです。
モデルは広岡浅子という、女子教育に名を残した女性。
朝ドラの作法はよくわからないのですが、大河ドラマとちがって、
明確なモデルが存在しても、あくまでもモデルであり、
主人公の名前や関連機関の名称などは微妙に変えてあったりします。
そして清く正しい女性目線であることでしょうか(注:イメージ)。
しかし最近、大河ドラマが従来の男の物語と女の物語をなぜか交互に流すようになり、
その意味でも大河と朝ドラの境界がよくわからないことになっています。
もういっそ、こんなカオスなら、古代史でもいいんじゃない?
あくまでもモデルなんだし、天皇の名前とかも変えちゃえば(あ、それは逆にまずいか?)。
というわけで、即興で古代史モデルの朝ドラを妄想してみました
モデルは、奈良時代の女官「県犬養橘三千代(あがたのいぬかいたちばなのみちよ)」。
とりあえず、三千代さんだけ名前を変えてみました。「八千代」でどうでしょう。
ドラマのタイトルは『八千代咲く』(深い意味はない)。
*** *** ***
県犬養氏の家に生まれたやんちゃな、でも利発な少女・八千代。
少女のころから朝廷で下働き。元気いっぱいで機転のきく少女は、
ふとしたことでやがて女帝にみとめられ、ぐんぐん昇進を果たします!
親に勧められるまま年上の王族と結婚し、可愛い子供にも恵まれるいっぽう、
持ち前の明るさと機転でキャリアも積み上げ、努力をかさね家庭と両立、
やがて女帝の大切な跡取りとなる孫(軽王子)の養育も任されることに。
女帝や王子に尽くす充実した日々……しかし。
夫は最近、そんな八千代を誇りに思うどころか、疎ましく思い始めたよう。
荒れた言動が目立ち、ほかの女性たちの影もちらほら……?
そんなとき出逢ったのが、新進貴族の藤原不比等!
彼は英明で大胆、八千代の仕事にかける情熱も理解してくれる。
やがて二人は結ばれます。
可愛い女の子も生まれました。無事に即位した軽と不比等の娘のあいだに生まれた
男の子・首(おびと)皇子とは同い年! 幼いふたりは子犬のようにじゃれ合いながら
ともに育ち、それを目を細めて見守る八千代。でもあるときはきびしく!
しかし悲劇が襲います。
軽が、崩御して(死んで)しまうのです!
悲しみのなか、なんと、遺言により、いままで八千代も親しく仕えた、
軽の母が女帝として即位することになったのです!!
即位した彼女は、同志のような存在である八千代に、「県犬養橘」の姓を与えます。
橘を浮かべた杯を受け取りながら、すべてに感謝する八千代なのでした。
八千代は新しい夫・不比等とともに、即位したばかりの女帝を支えました。
壮大な遷都もおこないました! これが平城京です。
そして、美しく成長した娘は、軽の遺児である幼馴染の首と結ばれます。
八千代の娘である彼女こそ、未来の光明皇后となる女性なのです……
八千代はしかし、かつての夫とのあいだの子たちのことも、忘れてはいませんでした。
ある日八千代の許を、長男の葛城王が訪ねてきます。
間近での、ひさびさの再会……思い出話、現在の状況など、話は尽きません。
王は、弟ともども、八千代の橘の姓を継ぎたいと言います。
もちろんこんなうれしいことはありません! 朝廷の許可がいただければすぐにでも。
この長男・葛城王こそ、橘諸兄。のちの政界を引っ張った人物となりました。
*** *** ***
とかまぁ、こんな感じで、県犬養橘三千代の生涯を、私のイメージする朝ドラっぽく、
フィクション大盛りで脚色してみました☆
なんか波乱万丈、しかもキャリア、恋、政治、子育て、教育、考えうる限りの
女としてのさまざまな要素がてんこ盛り!!
うん、行けそうじゃないですか?
朝ドラ、「八千代咲く」
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