昨年訪れたさいの、京都嵐山・時雨殿(百人一首ミュージアム)の常設展示のうち、
 ジオラマ展示<夢舞台>の写真を、本日はお届け!

 有名な、*天徳四年内裏歌合* を模した展示になっております

 天徳歌合

 御簾の奥の顔が見えない人物が村上天皇(私たちはかがめば龍顔を拝すること可能←)、
 向かって左端の後ろを向いている小豆色の男性が講師右方の源博雅
 逆側の黄色い服が講師左方の源延光
 
 手前中央の四人の男性が判者で以下の配列(おー有名人ばっかりだわ)。
  

     源高明    藤原実頼

     源雅信    藤原師尹


 この歌合は天徳4年(960)、村上天皇の時代を象徴する有名なできごとで、
 『群書類従 第12輯 和歌部』から様子を知ることができます。
 事典類にも載っていますし、岡野玲子作・漫画(原作・夢枕獏)『陰陽師 7巻』も
 この歌合を題材としたお話で、巻末に詳細な資料を載せています。

 漫画で安倍晴明の名コンビである源博雅の大ポカが描かれているのですが、
 史料にも載っており史実のようです ちょっとかわいそう


 そして、この歌合は、小倉百人一首40番「忍ぶれど」と41番「恋すてふ」の歌対決で
 有名な
、あの歌合なのです
 2つの歌と歌合については過去の姉ブログが詳しいので、最後にリンクしておきます。

 あと、こうした平安時代の風俗ジオラマがお好きな方には、京都市下京区にある
 風俗博物館がおすすめです(西本願寺近く)。

 百人一首 恋すてふ、忍ぶれど (くじょう みやび日録)




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