壱◆News・雑感編◆

　　2015/11/11
　長岡京遷都


　延暦3年（784）11月11日、桓武天皇が長岡京入りしました。

　ちょうど、平安遷都の10年前にあたります。
　――つまり長岡京は、10年で棄てられてしまった都、というわけです。

　長岡京は、平安京よりやや南西、乙訓（おとくに）の地に造営されていました。
　向日市・長岡京市・京都市にまたがる区域です。
　そのうち、中心区域である長岡宮は、向日（むこう）市にありました。

　この地は三つの川が都を貫流し、水陸交通の至便な地でありました。
　そうした交通の便と、天武天皇系から天智天皇系へと皇統が移ったこと、
　巨大化した寺院勢力の排除など、平城京からの遷都の理由は推測されています。

　現在では発掘作業が進んでおり、さまざまなことが分かってきているそうです。
　つい先日も、大極殿の回廊の柱位置や幅が初めて特定されたとの
　ニュースが流れていました。
　大極殿や朝堂院の跡などが公園として整備され、碑も立っています。

　


　現在、11月11日には遷都を記念し伝えるため、「大極殿祭」が行われています。



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