京都嵐山・時雨殿(百人一首ミュージアム)の記事が続きます。


 先日、同館で行われたイベントに参加してまいりました。
 そのなかで、十二単(女房装束、裳唐衣装束)着装の様子を見学できました

 モデル(着せられている人、お方様)は、葵祭の斎王代だったご令嬢とか?
 途方もない高額の行列代をまかなえて、ある程度しっかりした家柄で……
 という真正お嬢様だけが、斎王代の資格を持つと、聞いたことがあります。

 十二単1
 お若いお嬢様ですので、濃色の長袴。

 十二単2(単衣)
 単衣(ひとえ)。

 十二単3(五衣1)
 五衣(いつつぎぬ)の1枚目。

 
 十二単4(五衣2)
 五衣2枚目。

 十二単5(五衣3)
 五衣3枚目。

 十二単6(五衣4)
 五衣4枚目。

 十二単7(五衣5)
 五衣5枚目。

 十二単10(打衣)
 打衣(うちぎぬ)。砧で打つことからの名。
 光沢のある引っ掛かりのない生地で、五衣と次に着る表着の摩擦を防ぎます。

 十二単11(表着)
 表着(うわぎ)。ここからぐっと華やかな柄がつく。

 十二単12(唐衣)
 唐衣(からぎぬ)。

 十二単16
 後ろに裳をつけ、檜扇を持って、完成


 ……圧巻だったのは、五衣! 当時から必ずしも5枚というわけでなく、
 枚数が定まっていませんでした。ここでは実際に5枚を着用。

 先日、東京・丸の内で行われた「キョウト・マルシェ」という催しで、
 やはり十二単の着装講演を拝見しましたが、そのときの五衣は一枚。
 袖口と襟元を比翼仕立てで5枚着ているかのように見せる一枚ものでした。
 (一番下の萌黄色は単衣。上に重なっているのが、実際は一枚の五衣)

 比翼の五衣
 2015年11月・丸の内 キョウト・マルシェ会場にて 比翼仕立て一枚の五衣

 私が実際に装着体験した、伊勢のいつきのみや歴史体験館でも
 同様の比翼仕立ての一枚のもの。現在の宮中でも、同じ一枚の五衣を
 着用されているとか(キョウト・マルシェにて講演者の弥栄さん談)。

 十二単3(五衣)
 2015年4月・伊勢 いつきのみや歴史体験館にて 比翼仕立て一枚の五衣

 これでも、十分、重いんです!!

 さすがに今回、5枚実際に着られたのには驚きました~

 着方にもいろいろな方法、作法があるようですね。
 厳密に言えば、当時のとくに女性の着物の着装方法などは、実際のところ
 明かされるものではないから、わからないのだそうです。そりゃそうよね
 現在の作法が出来上がったのは、大正時代ころからだといいます。


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