ほぼ毎日ちょっとずつ更新【日微通信】
 
 参◆書籍・映像編◆


  2015/11/20
 山岸凉子『時じくの香の木の実』



 昨日、「右近の橘」のお話をいたしました。

 純粋な古代史漫画ではありませんが、いっしょにこの漫画をご紹介しましょう。

 

 古代史少女漫画の金字塔、斬新な聖徳太子を描いた『日出処の天子』の作者、
 山岸凉子先生の短編漫画集です。

 「副馬」や「水煙」などの古代史を舞台にした短編も含みますが、
 ほとんどが現代劇です。(「水煙」は欽明天皇がカッコイイ 蘇我稲目も出るよ)
 神話がテーマの作品もあります。

 そして、この表題作「時じくの香の木の実」。
 冒頭の頁がこちら。

 時じくの扉


 先にも述べたように、中身は直接古代史の話ではありません。
 現代劇ですが、古い名家とみえ、時代がかった雰囲気がただよいます。

 主人公は8歳の少女。正妻の子どもです。
 妾の生んだ姉がひとり……

 ふたりの少女の前に、あるものが差しだされます。

  それを食べるのです
  それを食べるとおまえ達のどちらかが
  永遠に年を取らない者になります


 全体に漂う妖しく重苦しい空気、意外な展開、そしてぞっとする結末――

 山岸さんの漫画は、本当に怖いです。美しいのですが。
 いや、美しいがゆえに。
 



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