◆本紹介◆飛鳥時代(~平安時代)

 去年(2015年)後半から、蘇我氏ブーム到来

 馬子2
 ▲こちらはだいぶ前の学習漫画の馬子さん。かっこいい~(´∀`)
 館尾冽・画『週刊 新マンガ日本史 03』朝日新聞社、2010年



 2015年12月、相次いで蘇我氏関連書籍が刊行されましたv( ̄∇ ̄)v

 
蘇我氏 ― 古代豪族の興亡 (中公新書)
倉本 一宏
中央公論新社
2015-12-18



蘇我氏の古代 (岩波新書)
吉村 武彦
岩波書店
2015-12-19


 両者とも、蘇我氏は乙巳の変(大化の改新の始まり)で滅んだわけではない、
 滅んだのはあくまでも蘇我本宗家であり傍流は生き残った!
 ということを謳っていました。
 (まぁ、永井路子さんファンにはくどくどしいかもしれませんが


 後者は上のような記述もあるのですが、最初の章を氏族制度の説明に割くなど、
 蘇我氏の由来を探るところから入鹿までの初期の蘇我氏が中心で、
 よりオーソドックスな内容になっています。
 

 癖のある(少々偏執症気味で←ほめてます 自分にとっては面白かった)のは前者。
 なんと「蘇我氏濃度なる造語を使い、「身体の中に占める蘇我氏の血の割合
 人物に対して算出しています
 たとえば用明天皇は二分の一、その子厩戸王子も、父も母も蘇我氏を母とするため二分の一。
 持統天皇1/2、その子草壁皇子4/1、その妻元明天皇1/2、草壁と元明の子の
 文武天皇・元正天皇は3/8……といった調子です。

 しかも追いかけた時代も、石川氏に改姓した奈良時代にとどまらず、
 再び宗岳(ソガ)氏と戻した平安初期からさらに後期に及ぶ、執拗さ。

 いままでまったく気が付かなかったことに、長屋王の変でのことがあります。
 吉備内親王の生んだ王たちはことごとく落命し、藤原長娥子の生んだ子女は
 助命された、ということばかり印象に残っていましたが、そういえば、
 このとき死んだ王に、「桑田王」という「石川夫人」の生んだ子がいます。
 そうか、これ、単に巻き添えを食ったのではなく、この蘇我氏系の男子も、
 はじめから標的に入っていたのか
……?


  しかし“蘇我氏ブーム”、この学術系文庫のみにとどまらず……(つづく
 


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