
聖武天皇崩御
天平勝宝8年(756)5月2日、聖武天皇崩御。
聖武天皇は、日本史上でも比較的有名な人物かと思われます。
最も有名な事績は、東大寺盧舎那仏をつくったことでしょうか。
このころは「鎮護国家」の思想、と歴史の授業でもやりました。
聖武天皇の評価は、総じて低いように思われます。
盧舎那仏の建立や度重なる遷都が人々の負担となった……と。
一度よく調べてみたい人物ではあります。
母が藤原不比等の娘・宮子であり、皇后も不比等の娘・光明子(光明皇后)、
藤原氏に囲われるような生涯でした。
ところで、聖武天皇が亡くなったのは、上述の通り5月2日(旧暦)です。
実は2012年の宮内庁の発表に面白い話がありました。
明治維新のころの計算で、新暦の6月7日が聖武天皇の命日とされました。
以来約140年にわたってその日に祭祀を行っていたということですが、
正しくは6月8日であると判明し(!)、2012年から正しい日付に改めたとのこと。
5月2日には、奈良東大寺の命日法要「聖武天皇祭」が行われています。

▲2014年、奈良文化財研究所主催の観月会における聖武天皇(前中央、隣は光明皇后)
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