◆展覧会記録◆2016年10月 東京国立博物館

 東博・法隆寺宝物館で国宝「灌頂幡」を体感!


 法隆寺献納宝物館・国宝「灌頂幡」

 東京国立博物館法隆寺館1階第1室にて、法隆寺献納宝物灌頂幡」が通年公開中です。

 法隆寺館灌頂幡1
 ▲国宝「灌頂幡(かんじょうばん)」天蓋および随幡/銅板製透彫鍍金/7世紀

 天平19年(747)の『法隆寺伽藍縁起幷流記資材帳』に記された「金泥銅灌頂壱具」に相当する
 宝物です。幡は仏教の荘厳具のひとつで、このように天蓋をもつものを「灌頂幡」といいます。
 密教の「灌頂」とは意識が異なり、高く吊るされた幡が人々の頭上に翻ることにより、
 頭に水を注ぎ仏弟子となった儀式を受けるのと同じ仏果が得られる意味があったのではと
 考えられているそうです(東博の説明より)。


 聖徳太子2
 以前、BS-TBS「にっぽん!歴史鑑定」でも放送されたコレです。
  ★過去記事:にっぽん!歴史鑑定「聖徳太子は存在したのか」★


 法隆寺館灌頂幡2
 本物の後ろの吹き抜けスペースに、往時の姿をイメージして吊り下げた様子が一部
 再現されています(レプリカ)。こんなスケール感です!(私165cmです)


 こちらの金銅灌頂幡について、上記の『法隆寺伽藍縁起幷流記資材帳』を確認すると、
 以下のように記述されていました。

   右片岡御祖命納賜不知納時

 つまり、「片岡御祖命」という人物が納められたものだが、いつのことかわからない。
 と書いてあります。

 この「片岡御祖命」を聖徳太子と蘇我馬子の娘・刀自古娘のあいだに生まれた片岡女王
 (蘇我入鹿に滅ぼされた山背大兄王の同母妹)ではないかとする説があるそうです。

 山背大兄王の一族が攻められて自尽した(643年)とはいえ、聖徳太子の一族が根絶やしに
 なったわけではない、太子の娘に一定の存在感があった、というわけですね。

 

 東京国立博物館の法隆寺国宝館

 常設展チケットで見学することができます(総合文化展チケット=一般620円)。

 正門を入って左手の奥にあり、モダンな建物!

 法隆寺館全景

 入口の様子。
 法隆寺館入口

 この黒い扉(?)が自動ドアで開くのかと思いきや、ここは開かず横から入ります

 中にはレストランもあり、緑に囲まれた静かな場所で落ち着きます。



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