◆名所案内◆栃木

 藤原氏好き必見?! 世界有数の藤の名所


 大藤や白藤が有名な「あしかがフラワーパーク」


 『万葉集』にも詠まれている藤は、日本古来の花木とされています。
 

 今回の記事は、ちょっと歴史からは外れますが、関東・栃木県にある
 花のテーマパーク「あしかがフラワーパーク」の模様をお届けします。

 藤原氏好きとしては、奈良・春日大社の藤はもちろんですが、
 ここの世界的に有名という見事な藤も、生涯一度は見ておきたかった!!
 ようやく、夢を叶えました  (撮影日:2017年5月3日、情報も同日時点のもの)

 藤パンフ
 ▲あしかがフラワーパークパンフレット

 可憐な印象のうす紅藤

 四季折々の花が楽しめる施設ですが、中でもGWを含む4月中旬~5月中旬は、
 さまざまな種類の藤が順に見ごろを迎えるベスト・シーズン。

 まず最初に見ごろを迎えるのが、「うす紅藤」。


 公式の写真は綺麗なピンクですが、実際に見ると思ったよりくすんで白っぽい。
 ただ、束になるとピンクが濃く見えて美しいです。桜のような色合いですね。
 可憐で清楚なイメージかな

 藤うす紅2

 藤うす紅1
  



 THE・藤! 多彩なむらさき藤

 次に見ごろを迎えるのが、むらさきの藤。一般的な藤色といわれる花です。

 なんといってもメインは、樹齢150年、広さ1000㎡の2本の大藤!
 樹齢130年ころの移植にも耐えた“奇跡の大藤”だとのこと。

 藤大藤1

 広大な藤棚を引きで見るとこんな感じ。
 藤大藤2

 藤大藤3
 紫のシャワーのようです


 こちらは珍しい八重藤。
 写真は小さめの木ですが、巨大な藤棚の木もあります。
 藤八重藤


 花房最長1.8mにも達するという大長藤。
 藤大長藤



 とにかくその大きさ・見事さに圧倒されっぱなし!
 訪問時はちょうど見ごろでした!


 一度見てみたかった白藤に大満足

 私は白藤を見たことがなく、憧れでした。
 どうも私の白藤への憧れの原風景はこれかな……と思っているのですが

 藤漫画
 ▲大和和紀『天の果て地の限り』講談社、昭和54年
 額田女王が大海人皇子に連れられて、初めて結ばれる場所が白藤の下。
 この漫画の設定だと、この白藤の下で十市皇女をもうけたっぽい。


 さて、全長80mにも及ぶ白藤のトンネルが有名です!
 藤白藤3


 藤白藤
 

 白藤のアップ。
 藤白藤1




 日本では栽培が難しいきばな藤

 最後に見ごろとなるのはきばな藤。日本では栽培が難しいという黄色い藤。
 黄色の藤なんて聞いたことない

 きばな藤も80mのトンネルが作られているのです! が……
 残念ながら、まだ見ごろどころかほぼ咲いておらず。
 時折ちょこっと花が見えているところがあり、確かに黄色の藤ということが
 証明された(?)程度でした。満開の黄色の藤もぜひ見てみたい♡

 藤きばな藤



 藤のほかにも花がたくさん!

 フラワーパークと名のつくだけあり、もちろん藤だけではありません!
 オールシーズン楽しめるそうなのですが、この季節はほかにツツジやシャクナゲ
 などが見ごろでした。さまざまな小さい花々も足元からあふれています。
 
 藤躑躅


 オオデマリなんかも目立っていたな~。
 藤オオデマリ


 メイン扱いのスター級以外にも、ここそこに藤が咲いています。
 藤ふつうの藤


 やはり藤の季節は一番人気で、4月中旬~5月中旬の季節は
 毎年「大藤まつり」と称されているそうです。
 開花状況によって入園料、また季節で営業時間も変動するので、
 公式サイトを要チェックです (記事の一番下を参照)


 最大の見せ場は夜のライトアップ

 お昼も素敵な藤ですが、なんといってもライトアップがオススメ!
 正直な感想として、日が暮れる前に帰ってしまうのはもったいないですっ!!
 夜だけのお得な入場券もありますし、昼間から滞在しても入れ替え制では
 ありませんので大丈夫です。

 白藤も、やはり白だけに昼より夜が映えますね~。
 藤夜白藤


 水鏡になった大藤。近寄っても美しいのですが、ぼんやり遠くに見える
 ピンクがかった紫の光も美しい……
 藤夜水鏡


 大藤のライトアップ。写真では伝えきれない!

 藤夜大藤2

 藤夜大藤1


 昼も夜も、とにかくずーっと藤の香りに満ちて、藤に酔いそうなほど。


 藤原氏ファンならずとも(?)おすすめの
 あしかがフラワーパークの公式サイトトップページは

 

゚・:,。゚・:,。★ ↓↓↓ 古代史推進のために! クリックしていただけるととても嬉しいです゚・:,。゚・:,。☆
にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村

日本史 ブログランキングへ