熱海の杉本苑子旧宅「彩苑」
作家・杉本苑子が16年間暮らした熱海の家
観光地・熱海へ遊びに行く機会がありましたので、寄ってみました。
今年5月に亡くなられた作家・杉本苑子が、昭和55年から平成7年までの
16年間、実際に居住していた(暮らしていた)屋敷です。
昭和52年に別荘として建てたそうですが、ほどなく東京から居を移しました。
熱海市内の新居へ引っ越した後に市が借り受け、翌年から公開されています。
杉本苑子自身が“人々が華やかに集うところ”との意味を込めて「彩苑」と名付け、
座談会などが催されていたようです。
この平成7年に、杉本苑子は熱海市と財産遺贈契約を結びました。
東京生まれの杉本さんは、全国から多くの人々が集まる東京には郷里という
感覚は薄く、熱海の風土や人々をたいへん気に入っていたとか。
☆杉本苑子さんについて 古代史小説を中心として☆(過去記事)
現在(2017年8月時点)公開は日曜日(10時~16時)のみとなっていますので注意。
また、“西熱海別荘地”という場所にあり、山奥で坂がきつい場所です。
もちろん別荘地ですから道路も綺麗に舗装されていますし瀟洒な建物も多いですが、
とにかく訪問には不便! 別荘ではなく16年間よく暮らしたなぁという感じです!
▲バス停から降りて途中の景色。絶景!
交通機関は熱海駅よりバスで「西熱海別荘地前」下車、徒歩15分くらい。
▲バス停前に看板がありました
夏の暑いさなかに訪れたせいもありますが、実際歩いた感覚だとタクシーが無難かも。
帰りはタクシーで熱海駅まで乗りました(3000円弱)。最寄りは来宮駅です。
それにしても、先生が執筆されていた家に入れるなんてすごい!
杉本苑子関連のほか、熱海にゆかりのある文化人にまつわる展示があります。
杉本苑子の原稿(複製)!
杉本苑子の色紙!
「人の世のつらさや悲しさも過ぎてみればほんの一瞬のこと。喜びもまた同じ。」
『閑吟集』より、杉本苑子が「色紙を求められるとなぜかついついこればかり書いてしまう」
と笑っていた一節だそうです(パンフレットより)。
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