古代史にちなんだ素敵なお酒をご紹介!


 その前に……菊酒といえば、藤原頼長


 9月9日は五節句の最後を飾る、もっとも重要といわれる「重陽の節句」。
 陰陽で陽の極「9」が重なるところから、たいへんめでたいとされています。

 本来ならば菊が盛りの旧暦でお祝いすべきでしょうが、新暦でお祝いしました。

 2017重陽3
 自分で仕込んだ菊酒と、購入した上生菓子「着せ綿」

 
 菊は不老長寿の花。菊酒といえば、藤原頼長を連想してしまいます。

 山本頼長1

 2012年大河ドラマ『平清盛』より、頼長初登場シーン。

 じっさいに「長命を好まざるにより」、不老長寿を願う菊酒を飲まないとの旨が、
 頼長の日記『台記』 に記されています。「身命を惜しまず」というのがその理由。
 この『台記』の記事自体は晩年(といっても本当に若くして落命して30代)のものですが、
 10代からの信条であったとしてもおかしくありません。
 


 ここ数年で飲んだ、古代史にちなんだ美味しいお酒

 ほとんど奈良の「ことのまあかり」さんでいただいたものですが。

 ことのま酒1
 焼酎「不比等」。

 
 ことのま1
 須恵器に入ったおつまみとともに。



 ことのま酒2
 日本酒「氷高」。

 ことのま3
 不比等の次の2杯目にいただきました。氷高は元正女帝のおなまえです。




 酒1:家持
 日本酒「家持」。家持が赴任してゆかり深い富山のお酒なんですね。


 酒1:家持2

 酒1:家持3
 古代のチーズ「蘇」とともに。私には「家持」がもっとも口に合いました


 酒2:いるか
 日本酒「談山 いるか」。地元奈良のお酒だね。
 それにしても「談山」で「入鹿」って……
 
 酒2:いるか2


 酒2:いるか3
 またしても「蘇」とともに! おやつみたいでとても気に入っています

 ☆ことのまあかりさんの紹介は過去記事へ☆


 
 さて、最後だけ、ことのまあかりさんから離れて……
 酒古酒
 2014年奈良文化財研究所主催の「東院庭園観月会」のお弁当より。
 左上が「白酒」(しろき)で、にごり酒。暗くて闇鍋みたいだったけど、美味しかった。

 実物の写真は見づらいので、当日頂いたパンフレットの説明を載せておきます。

 2014観月会メニュー

 この観月会、抽選ですが一度行かれることをお勧めします~

 
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