◆本紹介◆平安時代
祝・ついに刊行、『藤原道長事典』
御堂関白記からみる貴族社会~道長秘蔵のダイアリー、徹底解剖!
思文閣出版より、今月下旬、発売になっております。
▲大津透・池田尚隆編『藤原道長事典―御堂関白記からみる貴族社会―』思文閣出版、2017年
A5判ハードカバー(ジャケット装)432頁プラス口絵・索引です。
見た目はとっても綺麗! 写真で伝わるかわかりませんが、帯が金色です
故・山中裕先生を中心とした『御堂関白記全註釈』(全16冊)の成果を継承、発展させて
新たに事典となったという成り立ちになっているそうです。
約1050項目書き下ろし、分類した11のテーマの冒頭には解説文、巻頭には総論。
『御堂関白記』のなかで各項目がどのようにあらわれ、道長をはじめとする貴族社会に
おいてどのような意味があったかを中心に、叙述されています。
(有名な事項でも『御堂関白記』と関わらない場合、記述がないことも)
序文(大津透)による事典の特色は以下の通り。
(…)道長が見た世界を描くことをめざし、各項目が読んでおもしろい事典(…)
帯に一部どんな内容かうかがえる記載がありますので、載せておきますね。
簡単ですが、紹介を終わります。
私は必要な言葉を引いて調べるときと、あと気まぐれに時折パラパラめくって
気の向いた箇所を読んでみようかななどとゆる~く考えています
(熱心な方は最初から読むかもしれませんが……)
■書誌データ■